ヴォルカ鹿児島1-3ニュ−ウェ−ブ北九州

ニュ−ウェ−ブ(以下NW)は、ヴォルカのパスの供給源の諏訪園へのチェックを厳しくする。パスの供給源が絶たれたヴォルカは、サイドへの展開かロングボ−ルが主な攻撃パタ−ンとなってしまい、攻撃の精度を欠く。幸い、NWの選手はフィジカルコンタクトが弱く、球際では競り負けるシ−ンが目に付く。よって、パワ−プレ−を多用すればゴ−ルをこじ開ける事は可能に感じた。
しかし、NWはアウェ−ということもあってか、守備に枚数をかけていた感じ。守備の局面では、ほとんどが数的優位の状況で、ヴォルカの放りこみにも対応できている。多分、4バックで、サイドバックが攻撃参加することは皆無。
互いに、精力的に動き回り、プレスをかけるため、自由にボ−ルを持つことが出来ない。よって、ボ−ルはあっち行ったりこっち行ったりw
精力的に動き回っているという点では、どこかの代表チ−ムよりも見応えはある(爆)
ヴォルカは試合中盤までは運動量も豊富で、中盤でボ−ルを奪い、シンプルに展開出来ていた。内容ではやや優勢か。
しかし、前半の終了間際にNW、左サイドの7番大塚のクロスをGK柳元が弾くも、そのセカンドボ−ルを拾った10番井手田が決め先制。ヴォルカは嫌な時間帯に先制を許してしまう。
後半、ヴォルカは10番寺園&2番大久保を投入し、システムを3‐4‐1‐2から4‐3‐1‐2に変更。リ−ドを許していることもあって攻撃的に振舞う。
その結果、後半19分に西が同点ゴ−ルを決める。俄然勢いづくヴォルカ。しかし、ここで突き放すことが出来ない。
終盤、ヴォルカの運動量が落ちる。徐々にペ−スを奪われ、後半37分、ロスタイムに立て続けにゴ−ルを許してしまう。そして、試合は1‐3で終了。3連勝はならなかった。
運動量が落ちた終盤、ヴォルカの選手は厳しいチェックをすることが出来なかった。特に敵陣ではボールホルダ−をただ見ているだけ。
3節のサン宮崎戦や昨年の鹿屋体育大戦(県総合選手権決勝)でも感じたのだが、ヴォルカは終盤になると極端に運動量が落ちる。そして、この試合と、そのときの鹿屋体育学戦は運動量が落ちてからゴ−ルを許した。いくら、昼は働いていて夜2時間程度の練習しか出来ないとはいえ、この部分はヴォルカの課題とも言えよう。

※この試合は5月22日に行われました

 
ヴォルカ鹿児島

01.GK 柳元勇斗
03.DF 柏野裕一
05.DF 児玉和明
18.DF 松下尚樹
13.MF 宇都孝弘
(45分 10.MF 寺園寿志)
14.MF 諏訪園一吉
04.MF 永田星馬
(45分 2.DF 大久保龍太)
08.MF 久野 聡
15.MF 盛田賢哉
09.FW 西 眞一
28.FW 藤田俊一
ニュ−ウェ−ブ北九州

31.GK 永富裕尚
06.DF 森脇 剛
14.DF 山崎理人
04.DF 上農大介
13.DF 山本洋平
07.MF 大塚隆二
08.MF 日高智
10.MF 井手田文和
17.MF 森本惟人
09.FW 植木 亨
11.FW 近藤宏


得点
64分 西


得点
44分 井手田
82分 植木
89分 近藤