DFのレギュラー全員がプロに?
順天堂大学のDF小宮山尊信が、横浜F・マリノスの強化指定選手に選ばれた。もし、大学卒業後にJリーグのクラブに入団することになれば、02年度の市船のレギュラーDF全員*1がJリーグに入団したことになる。
この年の市船は、FWにカレンや原もいた。駒大4年の原はU-20代表候補や去年のユニバ代表にも選ばれるほどの選手なので、おそらく、プロに行くだろう。そうなると、ここ最近の高校サッカーでプロに行った選手の数は本山を擁した頃の97年度の東福岡以来ではないか?*2
大久保を擁した00年度の国見のレギュラーも6人のプロになった選手がいた*3。やっぱり、高校三冠を取った代はタレントが揃っている。
プロを輩出した数は、高校サッカー界の中では名波がいた頃の清水商業が最多だったはず。名波を筆頭に、山田隆浩(引退)、薩川了洋(引退)、大岩剛(アントラーズ)、大石尚哉(?)、西ヶ谷隆之(?)、望月重良(横浜FC)、興津大三(?)、田光仁重(?)の9人*4。サッカーのスタイルの変化もあり、一概には言えない部分はあるが、このときの清水商業は高校サッカー史上最強と言われていた。
レギュラーが卒業後or大学卒業後にプロに行った数では、名波のいた頃の清水商業が1番多いが、DForMFのレギュラー全員がプロに行ったという前例はなかったように思える。小宮山がもし、大学卒業後にJリーガーになったら、おそらく、初のレギュラーDF全員がプロ入りという偉業を成し遂げるかもしれない*5。