日本2‐2中国(東アジア選手権@男子)

本館では怒りに身をまかせてこんなこと書きましたが、ここではもっと詳しく書いてみます。
スタメン総入れ換えでうち5名が東アジア選手権から加わった新戦力。連携の面では超不安。試合序盤はシンプルにはたくプレーで右の駒野や巻の高さ、ボランチ2人の攻撃参加などで何度かチャンスを演出したものの、ゴールを決めることが出来ず、ペースが落ち始めた頃に先制を許す。マークに対するケアが甘かった。
先制されてからの日本は、攻撃が単調になり、裏のスペースを狙ってばかり。んで、何度もオフさウドにかかる。せめて巻がくさびに入ってからダイレクトでサイドのスペースへはたいてからサイドの選手からの突破&クロスとか工夫を凝らさないと…。
後半は、もっと酷かった。連動性なんってものがまったくない。無駄に横パスやバックパスを繰り返す。DFはラインを押上げない。周りの選手も動かない。足元にばかりボールを繋ごうとするからパスが通らないわけで、裏のスペースを狙うとか、FWはくさびに入るとか全然しない。リードを許しているチームのすることではない。
村井ににボールを預けても村井はパスコースがない。FWはスペースに走りこむでもなく、くさびに入るわけでもなく、中盤の選手がフォローをするでもない。茂庭が後ろから上がってきても今度は茂庭にフォローがない。
点が入る気配まったくなし!
玉田も大黒も三都主も何のために出てきたの解らん。
終盤に足が止まっていたせいでプレスが緩々。疲れてるとはいえ、ここは踏ん張らないとダメ。せめて大黒、玉田、三都主等途中から出てきた選手は前線からプレスをかけないと…
ロスタイムには茶野の位置が高めになったけれど、茶野だけじゃなくてDF全員がその姿勢を見せろ。
見てて腹立った試合。今までもそういった試合はあったけれど、その比じゃない。今までは悪い内様なりに点を取りにいこうとしていた。でも、この試合はそれが感じられなかった。終盤の点を取りにいこうという執念はまだ北朝鮮戦のほうがあったように思える。

久しぶりに採点してみる
楢崎正剛 5.5
失点のシーン以外はシュートらしいシュートは数えるほど。良くもなければ悪くもない感じ。
坪井慶介 5.5
失点の際に相手をフリーにさせていた。この男、ピンチによく絡む…
茶野隆行 6
対人プレーの強さは見せていた。終盤に高めの位置にいたが、あれはもっと早くやらないとね。
茂庭照幸 6.5
守備面よりも攻撃面で目立っていた。村井をよくサポートしていたと思う。
駒野友一 5.5
前半はいい突破を見せていたけど、試合が進むにつれてボールが来てもすぐ下げてばかり。
阿部勇樹 5
後方からの飛び出しはそこそこ多かったものの、展開力がなく、攻撃に厚みを加えることが出来ていなかった。
今野泰幸 5.5
動きの量は相変わらずだけど、後半に中盤が間延びしてることがあり、それを今野の責任ではないのだが、U-23のときはそれでもそこで攻撃の芽を摘んでいただけに物足りなさを感じた。
村井慎二 5
三都主よりはマシだったけれど、レギュラーにとまではいかない。突破も殆どなく、クロスの精度もいまひとつ。
本山雅志 4.5
深めの位置で無駄にボールをこねるだけ。ボールに振れる回数は少なくなかったけれど、効果的なパスもドリブルもなし。
巻誠一郎 5.5
チャンスは何度もあった。競り合いでもほとんど負けていない。でも、試合中盤は裏ばっかり狙っていて、動きのバリエーションが少なく、オフサイドにも何回かかかっていた。
田中達也 7.5
常に動き回っていて、スペースに飛び出し、ドリブルで突っかけ、頼りない攻撃陣の唯一の光となっていた。
大黒将志 5
プレスはかけない。ゴール前でスペースに飛び出すふりをしてるだけ。動きの量が少なかった。正直、動き出しが少なくなったら使う価値はない。
玉田圭司 5
最近は本調子ではないが、ドリブルに強引さだけはあった。この試合ではそれもなくなっていた。田中達也がアピールしただけに、このままでは価値がどんどん下がってしまうかも。
三都主アレサンドロ 5
相変わらず何もかも中途半端。