デニウソンはトルコへ

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18日、トルコ1部リーグのべステル・マニサスポルがスペインのベティスからブラジル人MFデニウソンを期限付きで獲得したことを発表した。契約は1年。さらに1年間の延長のオプションも契約に含まれているとのこと。なお、契約金は発表されていない。
べステル・マニサスポルは今シーズン1部に昇格したチーム。トルコリーグでは珍しく、チーム名に親会社であるトルコを代表する電器メーカー、べステル(VESTEL)の名を付けている。昇格チームだが、こうした事情によりほかのチームより財政的には恵まれているため、この移籍が成立したと見られている。一方で、イスタンブールのトルコを代表する3チーム、特にガラタサライフェネルバフチェが、同選手の獲得を検討していたと報じられていたため、意外にも1部昇格したばかりの地方のクラブに加入したことは、トルコで「今シーズンの最も大きな移籍」と報じられている。
そのほか、今季トルコリーグに加入したビッグネームのプレーヤーとしては、フェネルバフチェに加入したアッピアーや、ベシクタシュに加入したアイウトンクレベルソンらがいる。
デニウソン加入についてべステル・マニサスポルの副会長は「以前、サポーターに世界的に名のある選手を獲得すると言った約束を果たすことができた。61回もブラジル代表のユニホームを着た選手が、われわれのユニホームにそでを通すことになった。この移籍には大変満足している」と語った。
デニウソンは、サンパウロからベティスへ移籍したときの移籍金は当時世界最高額で50億ペセタ(約45億円)だった。ブラジル代表としてワールドカップに2度出場。トリッキーなドリブルが武器でゆくゆくはビッグクラブで活躍するだろうと思っていたんだけど…。
まあ、まだ27歳。老け込むには早いので、トルコで活躍して再びトップリーグで活躍出きるよう頑張って!