CL縮小を考える(今更?)

02年の日韓ワールドカップで強豪国が軒並み不振に陥り、欧州の過密日程が問題となった。
その影響か、03‐04シーズンからはUEFAチャンピオンズリーグ(以下CL)は、2次リーグが廃止され、1次リーグの上位2クラブ、計16クラブで決勝トーナメントを行うことになった。*1
当時、ネットを始めて間もないころに行っていたサイトの掲示板で、縮小は賛成か?反対か?という質問のスレがあったけど、個人的には、賛成派だった。賛成派の中には、試合数を減らす事で高いレベルの試合が見れるという旨のレスがあったが、自分の場合、レベル云々ではなく、ただ、選手の体調のことを考えると、試合数はそんなに多くはないほうが良いし、過密日程の元凶がCLの拡大による試合数の増加であるのなら、CLの試合を減らすのが当たり前だと考えている。
そのときのスレは賛成派が多数を占めたのだけど、反対派の中の書きこみで「試合数が減ってもレベルが高くなるわけではない」という書きこみがあった。
WSDのコラムなんかでも、CLは過密日程による疲労で、レベルの低い試合もあるというフレーズをよく目にした。そのコラムニストは、試合数が減ればレベルの高い試合も増えると指摘していたので、この書きこみは意外に思えた。何を根拠にそんなこと言ってるんだろう?と思ったのを覚えている。
しばらくして、またそのスレが立ち、今度はAll反対派のレスだった。
その内容は、1つを除けばCLの試合をただ多く観たいという個人の願望だったので、特にスルーしていたのだけど、その具体的な理由付きのレスの内容は

試合数が少ないということは、番狂わせが多くなり、真の実力を持ったチーム同士の対戦が減るということになります。試合数を多くこなせば、強いチーム同士が勝ち残りやすくなり、大会のレベルは保たれるわけです。
私は、番狂わせが好きではなく、日韓ワールドカップも番狂わせが多くつまらない大会でした。
過密日程が問題であれば、国内リーグの試合を減らせばいいだけです。
チャンピオンズリーグのような各国の強いチームが集結する大会の試合縮小などあってはなりません。
とのこと。
純粋に゛高いレベル゛を求めればそれも有りだと思う。いっそのこと、UEFAランキングの低い国の出場権をなくせばいいし、ビッグクラブと中小クラブの差がある国内リーグは1部の数を減らせば質の高い試合が可能性も高まるだろう。
ただ、これは、第3者から見てのことだと思う。
地元にプロのクラブチームを持つ人たちは、サッカーのレベルではなく、おらが街のチームの勝利を望んでいるのであり、それはクラブの格など関係無い。この人の書きこみは、そういった部分を軽視している気がする。
ま、とにかく、自分とは正反対の考えを持っている人ではある。
ちなみに、AFCチャンピオンズリーグが開幕間近のときは、この大会をどういった方式にしてしいいか?というスレに対しても
欧州と同じく、1次リーグ、2次リーグを行い、各グループの上位2チームが決勝トーナメントに進出する方式がいいと思います。
以前も書きましたが、私は番狂わせが好きではなく、真の実力をもったチーム同士が上位に進出することを望んでいます。
だってさ、ぉぃぉぃ…
アジアは、欧州と比べ物にならんほど広い。欧州と同じ方式でやったら間違い無く欧州以上の過密日程になる。シーズン中にイランやサウジアラビアに移動するのは大変だよ…。ターノーオーバー制の導入だけでは補えないだろう。Jリーグにはベストメンバーで挑まなければいけないとか、A契約25人枠とかやっかいな規定もあるんだから…。
幸い、欧州と同じ方式にならなかったが、それでも過密日程にはなっている。(欧州ほどじゃないかも)だから、個人的には出場クラブ数は、第1回大会くらいの数がちょうど良いかもしれないと思う。
これ、皆さんどう思いました?
CL縮小賛成派でした?反対派でした?

*1:この方式は99‐00シーズンから採用。その前まえは、6つのグループの首位と2位同士の勝点が多いクラブの8クラブで決勝トーナメントをしてた