雑感

今更だけど。

×所英男(判定0-2)アイヴァン・メンジバー○

アグレッシブだった所。タックルでテイクダウンを取り、足を極めにいく。けど、メンジバーもディフェンスが巧く*1、極めさせない。
2Rは、メンジバーがコントロール。所は、メンジバーのパウンドを貰ったあたりから、動きが止まり、バックを取られ、ピンチに。しかし、終盤、十字を狙うが、極めれず、判定へ。正直、所に軍配が上がるのでは?と危惧したが、メンジバーの勝利。所も良いところはあった*2
試合は充分楽しめた。でも、今でも所をこの舞台に出す部分は納得がいかんけど。

×高谷裕之(1R、30秒 KO) J.Z.カルバン

静かな立ちあがりだったが、30秒にカルバンの膝が入り、倒れた所にパウンドを打ったところで試合を止める。
高谷も決して弱くはないんだが…。こんなに早く終わるとは思えなかった。

宇野薫(2R、3分30秒 チョークスリーパー)ブラックマンバ×

宇野がタックルを狙った所にカウンターで膝が入る。ちょっと不用意だった。あ、宇野負けたと思った瞬間。ただ、レフリーは止めず、続行。まあKOしてなかったし、その後は普通に動いてたけど。
つ〜か、ブラックマンバの当て勘は凄い。加えてあの体格。-70kgで183cmあるのはリーチ差もあり、厄介だっただろう。パウンドとかさ。力も強かった。判定に行ったら、宇野はもしかしたら負けるかもしれない。しかし、なかなか極めさせてくれない。宇野が勝つと予想していた俺としては、焦りが(爆)
下になった状態からバックに周って首を取ったときは、嬉しかったけど、判定になりそうな雰囲気だったので、ビックリだった。

×安廣一哉(1R、1分8秒 チョークスリーパー)ハニ・ヤヒーラ

安廣のローをかいくぐって片足タックルでテイクダウンを奪う。安廣は逃げようとするが、しつこくまとわりついて変形チョーク。安廣は逃げ切れず。
安廣もMMAを本格的にすれば強いかもしれんとは思ったが、やはり、総合素人。グラウンドの対応はまだ未熟な感じ。
ヤヒーラは、今度はストライカーとの試合が見てみたい。

秋山成勲(判定3-0)金泰泳×

秋山がテイクダウンで金を倒し、グラウンドで十字を取る。最初は極まったかと思ったが、金は痛そうにしてないし、よく見ると、極まってる感じではない。にも関わらず、ここでレフリーストップ。金は当然抗議。
後で誤審を認め、試合を止めた時点での判定3‐0というわけの解らない裁定が下る。秋山はただ金をテイクダウンしただけでなので、きっとワセリンで減点されたからだと信じたい。
つ〜か、この試合、次の興行で第1試合にして、勝った方を後ろの方で試合させればいいのに。5分2Rのマストシステムで。試合順を考えれば、不可能ではないと思うが…。当人はキツイだろうけど。

×クラウスレイ・グレイシー(1R、9分12秒 TKO)メルビン・マヌーフ

カーロスの怪我により、急遽参戦のクラウスレイ。調整がちゃんと出来ていなかったのだろう。
そんなファイターをマヌーフとさせたらいかんよなぁ…。
ハイライトのみだったので、詳細は不明。

大山峻護(判定2-0)ホドリゴ・グレイシー×

ハイライトのみで詳細不明。

桜庭和志(1R、6分41秒 腕ひしぎ十字固め)ケスタティス・スミルノヴァス×

最初、パンチも貰って止めるべきだった。これはいろんな所で言われてるので、もう省く。
なので、桜庭について感じた事を言う。
相手は、決して強い相手ではなかった。少なくとも、この階級のトップクラスではない。ルールの問題もあったそうだが、1Rの途中で殴りつかれて、フラフラになっている。そんなファイターはトップ戦線に食いこめるとは思えないし、自分で攻めてて疲れましたというような相手に実質負けているのを見て、PRIDEではミドル級でもウェルター級でも勝てるとは思えないし、HERO'Sのリングでも無理っぽい。
あれでは、マヌーヌ当りとすれば、無残に散る可能性が高い。秋山や大山とも厳しいかも。
以上。ここまでは、ミドルとライトヘビーのトーナメント。次は、ワンマッチを。

セーム・シュルト(1R、4分46秒 三角絞め)キム・ミンス×

打撃で優位に立つシュルトだが、ミンスがそれをかいくぐってテイクダウンを奪う。上からコツコツをパウンドを当て、機を伺うミンス。しかし、出血により、レフリーチェックで試合が止まると、再開後に、袖を掴まれ、三角を極められ、タップアウト。胴着を着たのが仇となった。まさか、ミンス本人も極められるなんて思わなかっただろう。
まあ、シュルトは空手をバックボーンに持つストライカーではあるが、MMA経験はミンスよりも豊富。UFCパンクラス、PRIDEにも参戦し、パンクラスではベルトも取っている。まさか、ミンスはそれを知らなかったわけではあるまい。
つ〜かさ、あの煽りVは、シュルトMMA初挑戦!!みたいな感じだったぞ(汗)
HERO'Sにヘビー級のベルトがあれば、シュルトは優勝候補になれるだろう。しかし、腰の軽さもあり、グラップラー相手だと相性は悪い。世界トップクラスのヘビー級ファイターはグラウンドテクニックに優れたファイターが多い。ミルコやハントには勝てそうだが。

ドン・フライ(1R、4分52秒 チョークスリーパー)山本宜久×

フライはもうピークを過ぎているので、ヤマヨシでも勝てるかもなんて思ってたが、流石にヤマヨシには勝ったか。
それにしても、レベルの低い試合だった。こんなのを最初から流して、マヌーフの試合はハイライトかよ…。この試合の一部の時間+桜庭戦の後にあった宇野や所の試合のハイライトを足せばマヌーフの試合は全部流せただろう?

朴光哲(判定3-0)アレッシャンドリ・フランカ・ノゲイラ×

これはハイライトすらなし。ペケーニョ…。這い上がって修斗のベルトを取り戻してね。

  • 総括
    ミドル級の方は面白かったと思う。しかし、ライトヘビー級はショボいかった。あんなので"世界最強王者決定"トーナメントって言われてもね…。マヌーフは面白い存在だが、大山や桜庭は元PRIDE組で、今のウェルター級GPであれば、査定の段階で落とされそうなレベル*3。っぽいし、秋山は対総合経験者が皆無。誰が世界最強だと信じますか…。
    あと、試合順意味解らんかったね。知名度の低いとはいえ、力のある朴vsペケが第1試合で、落ち目のおっさん同士の対戦がセミの前だもん。ついでに、シュルトの試合が第2試合って酷くないか?
    それと、TBSは格闘技ら身を引くことをお薦めする。煽りV下手だしさ、井上和香ウゼェ。俺が隣にいたら、黙れと乳(ry
    所が入場してくるとき、実況が「あのノゲイラを…」のところを聞いて、友達が、「所ってノゲイラに勝ったの?」って聞いてきたし。多分、この人と間違えたな。格闘技のことはTVで流す分しか知らん奴だから、絶対ペケーニョのこと知らんもん。世間一般ではノゲイラ=アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラだし、それで"あの"なんてつけたらねぇ(苦笑)

    そういや、レスナーがHERO'S参戦するとか。
    体はデカイし、力は強そうだけど、敏捷性あるのかな? 下手したら中西のK-1参戦みたいにノーガードで殴られ続けるという醜態を晒すことも?

    *1:ディフェンスが下手だったら、トップファイターにはなれん

    *2:シャレじゃないぞ

    *3:桜庭は"実績"があるから査定なんてされなかっただろうけど