熱くなった

いや〜感動した!!
熱くなった!!
マッチメイクにいろいろ文句言ってたけど、掌返すね(爆)
というわけで、TVで流した順に感想を

×高阪剛(2R 4分13秒、KO)マーク・ハント

TKは元K-1王者相手に殴り合いを展開。何度かパンチを貰っても向かっていく姿には熱くなった。泣けてきた。
序盤、ハントの打撃をかいくぐって組みついてテイクダウンを狙うが、腰の強いハントからはテイクダウンは奪えず、逆にハントがテイクダウンを奪う。しかし、ハントは上になってもコツコツ当てることしか出来ないので、スタンドに戻る。
2分半頃、ハントの右がTKにヒットし、崩れるTK。しかし、ただでは倒れず、下からテイクダウンを狙おうとする。ハントはそれを切って上になり、サイドポジションへ以降。TKは、そこから体を入れ替えてバックを取る。
TK大チャンス! 抵抗するハントからバックマウントを取り、胴絞めのスリーパーを狙う。しかし、ハントもしぶとい。不利なポジションながら抵抗。178cmと恵まれた身長ではないながら、横はしっかりとあるから、巧く絞めれなかったか(爆)
4分頃、TKはハントの右腕を足でロックし、左腕を極めにかかる。ハントも抵抗するが、優位なポジションにいるTKにとっては抵抗してくれた方がありがたい。十字、三角を狙える状態へ。腕が伸びれば1本取れた展開。ただ、極めれず、試合はスタンドへ。
両者打ち合う。が、スタンドではハントが優位。TKも奮闘するが、徐々に差が出始める。何度かいいパンチを貰いはじめ、8分過ぎくらいに崩れるTK。ハントは上に乗って鉄槌を落とす。何とか片足を挟んでハーフガードのポジションにするも、ほとんど意味はなかった。でも、何故か途中でハントは立ちあがってスタンドに戻る。
1R残り1分過ぎ、もうフラフラのTK。ハントのパンチを貰ってガクっと崩れ落ち、マウントになって鉄槌を貰う。もうガードもほとんど出来ておらず、いつ止められてもおかしくない状態。ゴングに助けられた感じで1R終了。
2R、スタンドの攻防でスタート。ハントのパンチがTKにヒットし、途中、出血の多いTKを見てレフリーが時計を止め、ドクターチェックへ。血を拭いて再開。
TKは片足タックルを決め、テイクダウンに成功。しかし、サイドを取るも、簡単にスカされてスタンドに逆戻り。体重差の影響か*1
TKは何度もタックルを狙うが、全部切られる。4点ポジションからの頭部への攻撃がNGだったのが幸い。タックル切られた後のTKは隙だらけだった*2
もうTKは気力だけでついていってる感じ。ハントの打撃を何度も貰っても食らいついていく。しかし、残り47秒でもう体がついていけず。TKはここで引退となってしまった。
いい試合だった。もうお腹いっぱいだ

藤田和之(1R 8分25秒、KO)ジェームス・トンプソン×

ゴングと同時にダッシュで相手に突っ込むトンプルは、今回はそれをせず、藤田に「来い、来い」と挑発。いつだったか、ゴング&ラッシュをしなかったとき、観客から「え〜」って声が聞こえたなぁ(笑)
試合はというと、藤田はタックルでテイクダウンを狙うが、トンプルは全部切る。んで、差し合いで膝、スタンドでの打撃ではリーチの差が出てトンプル有利。藤田は自分の間合いで試合が出来ない。
何度か良いパンチや膝を貰う藤田。あ、こりゃ負けたなと思ったよ。藤田は打たれ強い*3からKO負けはないだろうとは思ってたが、判定で負けるかなぁって。
6分半過ぎ、藤田は片足タックルを狙うも、逆に倒され、上に乗られる。ハーフガードから殴られる藤田。トンプルは長身だからハーフガードからでもそこそこ良いパンチは打てる。ガードポジションに戻ってもそこからパウンド。しかし、何故かトンプルは立ちあがってスタンドになる。これが仇になった。スタンドでの打撃の攻防で、藤田の間合いになってしまった。そうなると、トンプルのリーチの長さは逆効果。藤田のパンチが当たるようになり、最後はKOされた。
勝負に「if」はいけないとは思うが、もし、あのとき、トンプルがスタンドに戻らなければ、1Rで試合は終わる事はなかっただろう。そしたら、タックルも切れてたし、スタンドではリーチの差もあり、優位に進めていた。KOできなくとも、判定では勝ててたはず*4。優位に進めてたと過信してしまったのか。
勝ったとはいえ、藤田も「野獣復活」にはほど遠い内容だった。生命線のタックルが通じないのならば、この先はない。ただ、期待感はあるし、会場を盛り上げれる力は持っていると思う。

ミルコ・クロコップ(1R 1分11秒、TKO)美濃輪育久×

ミルコの入場曲が「Wild Boys」に戻ってた。やっぱ、ミルコの入場曲はこれだねw

試合開始。
美濃輪のタックルはミルコに通じない。ミルコは腰が強いので、同じヘビー級のファイターでもテイクダウンを取るのは難しい*5。体重の軽い美濃輪がテイクダウンを成功させるのは、奇抜な技しかない*6
1分過ぎには美濃輪の回転蹴りをかわしたあとは、差し合いからボディーにパンチを打ちこみ、倒してパウンド連打。そこでレフリーが試合を止めた。
まぁ、予想通りの展開。ヘビーのトップファイターとウェルターの中堅クラスが闘えばこんなもん。これといった盛りあがりもなかったしね。ただ、気になったのは、ミルコに以前のようなギラついた感じがなかったことか。トップファイター同士の絡みがあれば違うのか、それとも、モチベーションは低いままなのか…。

アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ(1R 2分17秒、腕ひしぎ逆十字固め)ズール×

これも勝敗の見えた闘い。TVでは「柔術マジシャン危うし」ってなってたけど全然危うくない。
最初、ズールが打撃で牽制して上に乗ろうとしてたが、ノゲイラは難なくかわし、巧くコントロールして上に乗る。そしてサイドへ移行して、ボディと即頭部にパンチ、脇腹に膝を入れて牽制しながら、マウントに移行して、パウンド。ズールの腕が上がったところを十字に持って行って一本勝ち。自分のやり方を貫いて完勝を収める。

×エメリヤーエンコ・アレキサンダー(2R、アームロック)ジョシュ・バーネット

アレキサンダーの写真がヒョードルだったぞ…。最初、アレキサンダーが坊主にしたのかと思ったけど、むしろ髪伸びてたしw
これはハイライト。見た感じでは、アレキサンダーがスタンドで優性に進める。ジョシュのタックルも切ってたし、パンチもシャープだった。ジョシュも打ち合うけど、ちょっと押され気味。体格も大きいし、アレキサンダーは圧力もありそう。
2R、1Rから全力だった感じのある両者。ジョシュは大丈夫そうだったけど、アレキサンダーはバテ気味。差し合いから、ジョシュがテイクダウンを取り、サイドからアレキサンダーの顔に膝を入れる。最後はサイドから、アームロックを極め、アレキサンダーは速攻でタップ。アレキサンダーが勝つと思ってたが、ジョシュが勝利。ハイライトだから、時間も解らん…。
アレキサンダーは、対トップファイターの経験が少すぎだし、スタミナもない。ミルコにKOされたときだけ。ジョシュはPRIDEでもミルコと2戦してる*7し、UFCも経験しているので、経験の差が出た感じ。でも、素質はあるから何年後かにはトップ3に入れる力はあるだろう。
ジョシュはやっぱ、強いなぁw 次ぎはヒョードルノゲイラとの絡みを希望。

×アリスター・オーフレイム(2R、アームロック)ファブリシオ・ヴェウドゥム

台風の目は1回戦で消えた…。ヴェウドゥムも強い*8
これはアレキvsジョシュ以上にハイライトだったため、詳細は解らん…。

吉田秀彦(1R 2分33秒、三角締め)西島洋介×

1分過ぎくらいに吉田が組みついてテイクダウンを奪い、道着をを使って西島の左腕をロックし、足を使って右腕もロック。何時の間にかマウントになっていて、上体を起こせばハリトーノフポジショソン*9。そこからくるっと周って三角を極めて一本勝ち。
これも予想通りの展開。総合2戦目のボクサーが、総合で何戦かこなしてるグラップラーに勝てるわけがない*10。打ち合いもなかったし、そんなに盛りあがらなかったな。メインとしては、、、、失格だろ…。しょうがない部分もあるけど*11。マイクはいかんな、噛み噛みだw

  • 2nd ROUND願望
    勝ち残った選手は、藤田、吉田、ミルコ、ノゲイラ、ハント、ジョシュ、ヴェウドゥムにシードのヒョードルを加えた8人。個人的希望の対戦カードは
  • ヒョードルvsジョシュ(弟の敵討ちw というか、純粋に見てみたい)
  • ノゲイラvsヴェウドゥム(PRIDEヘビー級屈指の寝技対決)
  • ミルコvs吉田(吉田がヘビー級のトップとどこまでやれるか気になるから)
  • 藤田vsハント(余ったから(汗))
    ノゲイラvsヴェウドゥムはDSEは嫌うかも。だったら、ノゲイラvsジョシュでw ミルコは同門のヴェウドゥムとはこの段階ではしないだろうし、3強同士を当てることもしないはず。吉田は3強の誰かだったら誰でもいい。でも、予想としては、吉田vs藤田にして、日本人をベスト4にまで上げようとするかも…。

  • 総括
    TKの試合は良かった。藤田vsトンプルもも大味だったけど、テンション上がったし(笑)、俺の中ではやっぱり、PRIDE>HERO'Sだね。DQNがどんな凄いことしても、元気が踊っても、桜庭がいなくなってもこの序列は変わらないかも。あ、でも、後ろの3試合は実力差が有り過ぎて興ざめだった。あれは勘弁だよ…。
    あ、ちなみに、第1試合のアイブルvsゼンツォフはゼンツォフが勝ったみたいです。

    *1:両者の体重差約30㌔

    *2:シウバやショーグンなら躊躇なく蹴ってたかも

    *3:01年にミルコと試合したとき、藤田のタックルをミルコかカウンターで蹴りを入れたときも顔にクリーンヒットしてるのに、藤田は倒れず、テイクダウンを成功させた。しかし、出血も酷く、レフリーストップとなった

    *4:そんな勝ち方もつまらんだろうけど

    *5:コールマンも全部切られた。ヒョードルは別格

    *6:ジャイアント・シルバ戦で見せた前転タックルみたいな。でも、可能性としては低いか

    *7:実質1戦のようなもんか

    *8:だんだん、高田化してるな、俺w

    *9:04年のヘビー級GPでハリトーノフシュルトの肩付近の上に乗って片手をロックされた状態にし、シュルトの顔面目掛けてパウンドを連打して血まみれにした。

    *10:ミルコは、別格と思って

    *11:ミルコ、ノゲイラは格下が相手、実力者同士のアレキvsジョシュ、アリスターvsヴェウドゥムも知名度が低い。TKも知名度低いし、ハントは総合での位はまだボチボチ。藤田vsトンプルもメインほどのカードではない。