チェコ戦雑感
GK:林彰洋
DF:内田篤人、福元洋平、槙野智章、安田理大
MF:青山隼、田中亜土夢(→藤田征也)、梅崎司(→香川真司)、柏木陽介
FW:森島康仁、河原和寿(→青木孝太)
得点:槙野、デカモリシ(PK)
序盤は拮抗した良い展開だった。その後、槙野が先制し、日本の流れで試合を進めることが出来た。ところが、チェコがなりふり構わず攻めてくると、相手のペースに変わり、立て続けに2失点。PKとはいえ、あのPKも相手が狙っていたっぽいし、ゲームを支配されていたので、運だとかしょうがないとかで済ませるものではない。延長は、日本も大分持ち直したが、ゴールを決めることが出来ず、PK戦の末敗れた。
非常に面白いチームだったと思う。人もボールも動く流動的なサッカーを展開し、チームの雰囲気も良かった。あのゴール後のパフォーマンスもそうだが、あそこまではっちゃけれるなんてある意味貴重だよ。平山とか、北京五輪を目指すメンバーがあんな事はせんだろうし、その上の年代の選手達もあんなこと出来ないって(笑)
それだけに、もっと見たかったというのはあるね。99年の準優勝したメンバー以来の期待感もあった。だけど、黄金世代とは言えないけど。現在、Jリーグで出場機会を得ている選手は多いけど、比較的組み易いとされていたチェコに、2点のリードを追いつかれるというのは、チームとしてはまだまだな部分があるということだろう。相手のペースで進んでいても、耐えて無失点(最悪、同点に追いつかれない)で切り抜けれるようになることが真の強さではないか。
まあ、伸び代は十分にあるし、今後の出来次第では期待の持てる選手も多かったし、彼等にとっても有意義な大会だっただろう。あのノリでデカモリシがU-22に融合したら、平山の居場所は危ういのでは?
に感じたことを。
林の読みがことごとく外れていたため、キッカーがミスしない限りは全部決まるのではないかと思うくらい、嫌な雰囲気だった。延長で勝負を決めれなかった時点で、ああなる可能性はあったし。PKってよく運で片付けられる場合があるけど、あれはその場の勢いの方が強い。例えば、一方的に攻めてゴールを決めれなかったチームがPKに縺れると負けることが多い*1。
で、これは結果論になるんだけど、キッカーの選出も拙かったと。
PKを失敗した安田とデカモリシは、この大会を通じて思い切りの良さが光った*2。そういったタイプの選手は、乗じて強いキックを蹴ることが多い*3。その場合、右利きなら、GK側から見て右に蹴ることが多い。もし、チェコが冷静に日本を分析出来ていれば、安田やデカモリシのような思い切りのよさが目立つタイプの選手は、右に蹴ると読んでも不思議ではない。特にこのような大舞台なら。この時に限れば、彼等の思い切りの良さが裏目に出てしまった形になった。結果論なんだけど。
HPの方もよろしく
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